トヨタ自動車のハイエースは昭和42年に初登場しました。今ではトヨタ自動車のブランドとして確立しています。特徴としては、価格はやや高いが耐久性に優れていて、エンジンパワーや積載量が多い、キャブオーバー型のミニバンです。その特徴から宅配業などの貨物車、社用車として広く使われるほかに、送迎バスやジャンボタクシー、路線バス、コミュニティバスなどの乗用、救急車や寝台車などの特殊用途車などと、多くの企業で使われています。
個人では、趣味の道具である競技用のバイクやラジコンの飛行機などを輸送するトランスポーターとして使われるほか、キャンピングカーのベース車としてもよく使われています。
そのためか、中古車店ではハイエース専門店まで存在します。海外では耐久性が高いことから、特に新興国や開発途上国で人気が高いです。
そんな理由から、自動車窃盗団による国内での盗難と密輸出が後を絶たず、2007年から7年連続で盗難の被害ワースト1となりました。最新型である5代目のハイエースは2004年に15年ぶりにフルモデルチェンジをして発売されました。また、海外限定モデルとしてタイで、乗用目的を優先したMPVとしても同時期に発売されました。