トヨタ自動車が製造販売しているハイブリッドカーの先駆けであるプリウスは、燃費が良いのはもちろんのことですが、それだけでなく1.8Lエンジンでありながら、2.4Lエンジン並の性能を誇っています。
それはガソリンエンジンにモーターの駆動力がプラスされることにより、大幅に出力やトルクがアップするためです。特に加速の良さは特筆ものです。また、静粛性が高く、排ガスも少なくてエコに貢献しています。
プリウスで採用されているハイブリッドシステムは、トヨタ自動車が独自に研究開発をすすめてきたものですが、その特徴は、ガソリン消費が大きくなる発進時ではモーターのみで駆動することが可能です。また走行時も、できるだけモーターを使って駆動できるように最適制御が施されています。これにより低燃費かつ低排出ガス、さらに静粛性に貢献しています。また、モーターを動かすために電池の充電は、回生ブレーキシステムを利用します。
すなわち、ブレーキを踏んだときやアクセルをゆるめたときなどに発生する熱エネルギーを電気エネルギーに効率的に変換することで充電していきます。2015には新型モデルにフルモデルチェンジしますが、ついにリッターあたり40km/Lの大台を達成しています。